内覧（現地見学）の際のチェックポイント
内覧（現地見学）とは
中古マンションは新築マンションと異なり詳細なパンフレットがなかったり、モデルルームもありません。その代わりに実際のお部屋を見て判断することができます。気になる物件、希望条件に合いそうな物件は不動産会社に内覧を依頼しましょう。
内覧の際に注意したいこと
下記の点に注意して内覧に行きましょう！
- 持って行く荷物は最小限にしましょう。大荷物だと家具に引っ掛かったり、壁を汚してしまう可能性があります。また、収納を開けてみたり窓を開けて確認するので両手が空いているのが望ましいです。
- 売主さん居住中の場合、室内の写真撮影は基本NGです。また、マンションによっては共用部の写真撮影も禁止されている場合があります。室内のリフォーム費用の見積もりを取りたい等どうしても写真を撮っておきたい場合には、売主さんまたは不動産会社の担当者に許可を取ってから撮影しましょう。
- メモを取るのはOKです。事前に販売図面を見てわからないことは書き出しておくとよいでしょう。
- 空室の場合は室内が広く見えてしまうので、実際のサイズを測ってみると良いでしょう。採寸のためのメジャーがあると良いですが、大抵の場合は不動産会社の担当者が持参しています。家具のサイズを確認しておき、それが収まるかどうか確認しましょう。居住中の場合は売主さんがどのように使っているかよく見ておき、自身が済んだ時の生活イメージが沸くようにしましょう。
チェックポイント～【マンション全体編】
室内はリフォームできても、マンションそのものについては後から変更することはできません。しっかりと確認しましょう！
立地
マンションの周辺を歩いてみましょう。
- 駅前の雰囲気、駅から物件までの動線がどうか
- 買い物施設（スーパー、コンビニ）、公共施設（保育園や学校、区役所、図書館等）、病院がどこにあるか
- 周辺の再開発情報、隣地の空地（今後高い建物が建つかどうか）
- ハザードマップ
外観
- 植栽含めて全体の雰囲気が好きかどうか
- 管理状況（外壁の塗装など）
エントランス
- エントランスや共用ロビーの雰囲気はどうか
- 管理状況
- オートロック、防犯カメラ等セキュリティ面はどうか
- 宅配ボックスが必要な方は付いているかどうか
- 管理人さんのいる時間帯
- コンシェルジュサービスがある場合は時間帯とサービス内容
- フィットネスジムやゲストルーム等の共用施設がある場合は内容と費用
- 非常の際の避難経路
管理規約
- 空き状況、値段（空きがない場合は、ウェイティング順なのか抽選なのか確認しましょう）
- 管理状況
修繕積立金・長期修繕計画表
- ペットの飼育について（頭数に制限があったり、犬については小型犬のみという場合があります）
- 楽器（音の問題や、ピアノについては重量があるため制限のある場合があります）
- バルコニーの用途制限（タワーマンション等、バルコニーに洗濯物を干すのを禁止している場合があります）
- リフォームする際の規定（床はLL45等級以上等、規制のある場合が多いです。また、どんな届出が必要なのか確認しましょう）
- 管理組合の役員選出（何年かに一度役員が回ってくる場合があります）
重要事項調査報告書・議事録
- 修繕積立金総額（大規模修繕の際に一時金負担が必要となるかどうか）
- 滞納者の有無
- 長期修繕計画
- 管理費、修繕積立金の値上げの予定があるか
- 築年数が古い場合は建替えが検討されているかどうか
チェックポイント～【室内編】
実際に住むお部屋の中がどうなっているのか、特に優先順位の高いポイントをクリアしているか、生活イメージが沸くかどうか確認しましょう！
お部屋まで
- エレベーターから住戸までの距離
- アルコープ （ポーチ）があるかどうか
お部屋全体
- ニオイ、壁紙の汚れ、フローリングの傷等リフォームの要否（それらがある場合は価格に反映されているか）
- 天井高、二重床・二重天井になっているか
- 音（窓を開けた時と閉めた時の音の大きさ、周辺の車等の音が気になる場合は二重サッシとなっているか）
- エアコン、照明の有無（売主さんが引越先に持って行くことが多いですが、リノベーション済物件の場合は付いている場合もあります）
- ドアやサッシの不具合（破損、鍵の有無）
- カーテンレールの有無
- リフォームする場合はリフォーム可能かどうか
- リフォームする場合はどのくらいの費用がかかるか
玄関
- 広さや明るさ、段差
- 収納（シューズクローゼットなのかシューズインクローゼットなのか）
- TVモニター付きインターホン
リビングダイニング
- 広さ（使いやすいかどうか、お使いの家具が入るか）
- 日当たり、明るさ、風通し
- 周辺からの目線（向かいにマンションがある場合等は目線が気にならないかどうか）
- 収納（家具の配置によってデッドスペースにならないかどうか）
- コンセントやTVアンテナの位置
- リフォームする場合はリフォーム可能かどうか
- リフォームする場合はどのくらいの費用がかかるか
キッチン
- 広さ（お使いの冷蔵庫や食器棚が入るか）
- 設備（コンロ、グリル、ディスポーザー、食洗機、浄水器、換気扇）の有無や不具合
- 収納（パントリーの有無、調理器具食材の買い置き等の置き場所）
- 熱がこもることがないか、エアコンの風が届くか
- リビングダイニングからの目線（来客が多く気になる方の場合）
洗面所
- 日当たり、明るさ、風通し
- 広さ（ベッド等家具が入るか）
- 収納
- マンションの廊下に面した居室は目隠しや防犯面
バルコニー
- 洗面台の使いやすさ
- 洗濯機置き場（防水パンにお使いの洗濯機が入るか）
- 収納
- 広さ
- 設備（追い炊き機能、浴室換気乾燥機）
- 手すり（手すりがあるとフラットを利用する際にメリットとなる場合があります）
- 眺望
- 広さ（洗濯物を干すのに充分な広さがあるか）
- 室外機置場
- 錆の有無など
