中古マンション購入時の仲介手数料について

仲介手数料とは

仲介手数料とは、マンション購入の際、売主さんと買主さんの契約条件の調整、契約書類作成、契約から引き渡しまでの事務手続きなどを行う不動産会社（仲介会社）に支払う手数料のことです。手数料は成功報酬なので、万が一申し込みをしても交渉が決裂した場合は手数料を支払わなくてもよいのが普通です。

仲介会社を通すメリット・デメリット

メリット

スピーディーに物件を紹介してもらえます。
物件相場や成約事例を教えてもらえるため、極端に高い金額での購入もしくは安い金額での売却を防げます。
わかりにくい不動産用語や物件の重要事項などをわかりやすく説明してもらえます。
書類作成などの難しい事務処理をやってもらえます。
売主買主間で起きたトラブルの仲介をしてもらえます。
購入に向けてのアドバイスをしてもらえます。
色々な物件を紹介してもらえます。（新築マンションのデベロッパーの場合は自社の分譲マンションしか販売できませんし、リノベーション物件を販売している不動産会社は自社のリノベ物件しか販売できませんが、仲介会社は取扱可能な物件ならどんな物件でも紹介できます）

デメリット

仲介手数料がかかります。一般的には売買価格の3%+6万円です。仲介手数料の計算方法につきましては、下記で詳しく見ていきましょう。

仲介手数料の計算方法

計算方法は以下の通りです。仲介手数料には消費税がかかります。今は消費税10%なので最後に1.1を乗じます。

（物件価格 × 3% + 6万円）× 1.1＝仲介手数料（税込）

【物件価格について】ここで仲介手数料の話とは別に、物件の消費税についての話になりますが、物件には課税物件（消費税がかかるため、販売価格に消費税が含まれている物件）と非課税物件（消費税がかからない）があります。見た目の販売価格は変わらないのですが、課税物件の場合は消費税が含まれているため、消費税を抜いた物件本体の価格のみで仲介手数料を計算します。詳細はQ&A＞マンション購入時に消費税はかかりますか？をご覧ください。

※物件に対する消費税はあくまでも内税となっており、物件の販売価格に新たに消費税がかかるわけではありませんのでご安心ください。

※詳細は中古マンション購入時の消費税についてをご参照ください。

事例を見ていきましょう。

■非課税物件（売主が個人の居住用マンションの場合）

物件価格が5500万円の場合

（5500万円 × 3% +6万円）× 1.1 ＝ 188万1000円

■課税物件（売主が課税業者のマンションの場合）

物件価格が5500万円の場合（物件本体価格5000万円,消費税500万円）

（5000万円 × 3% +6万円）× 1.1 ＝ 171万6000円

このように販売価格が同じでも、売主が個人か課税業者かによって仲介手数料額はかわってきます。

仲介手数料を支払うタイミングについて

仲介手数料は成功報酬なので、売買契約が成立すると同時に不動産会社に仲介手数料の請求権が発生します。売買契約成立時に仲介手数料の全額を不動産会社に支払っても、違法というわけではありません。

ただし、不動産売買では契約締結時点で引き渡しまで完了していないため、一般的には契約締結時に仲介手数料の50％を支払い、引き渡し完了時に残りの50％を支払うことが多く行われています。それぞれのタイミングについては売買契約の流れを参照ください。

リンネの仲介手数料について

一般的には3%+ 6万円とされている仲介手数料ですが、実はこれは宅建業法で決められている上限の金額です。

公益財団法人不動産流通推進センターのホームページにも仲介手数料について記載があります。

この上限金額を超えてお客様に請求することはできませんが、逆にこの金額より安い金額とすることはできます。

お客様にとっては少しでも諸費用を安くできたほうがメリットがありますよね。

そこで、リンネではすべての物件について仲介手数料を半額（物件価格の1.5%)もしくは無料（消費税別途）とさせていただいております。

リンネの物件紹介サービスについて

※但し、物件価格が3000万円以上の場合に限ります。
物件価格が1500万円以上3000万円未満の場合・・・仲介手数料は45万円（税抜）
物件価格が400万円超1500万円未満の場合・・・仲介手数料は物件価格の3%+6万円（税抜）
物件価格が200万円超400万円以下の場合・・・仲介手数料は物件価格の4%（税抜）
物件価格が200万円以下の場合・・・仲介手数料は物件価格の5%（税抜）とさせていただいております。

なぜ仲介手数料が安くできるかと言いますと、リンネは駅前の路面店舗を設けず、インターネットのみでお客様にアプローチさせていただいているため、固定費を削減し、その分のお金を「仲介手数料をお安くする」という形でお客様に還元させていただいております。

また、不動産会社が売主となっている物件（主にリノベーション物件）ですと、成約した際にその売主会社から手数料をいただけるため、お客様からはいただかない、すなわち仲介手数料無料とさせていただいております。

では、具体的にどのくらい仲介手数料が安くなるのか、表をご覧下さい。